ゴルフクラブ業界のリーディングカンパニーであるテーラーメイドから、「テーラーメイド Qi35 LS ドライバー」が発売されています。
Qi35の中ではロースピンタイプのモデルですが、実際に使って見た際に自分に合うのか不安な方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際に試打した感想を交えながら、その性能や特徴を詳しくレビューします。
特に、飛距離や直進性、操作性に優れたこのクラブが、どのようなゴルファーに最適なのかを解説していきます。
基本情報
メーカー・モデル名
テーラーメイドは、世界的に評価の高いゴルフクラブメーカーであり、特にドライバーの分野では革新的な技術を次々と投入しています。
Qi10 LSはその最新作であり、より高いパフォーマンスを求めるプレイヤーのために開発されました。
- メーカー：テーラーメイド（TaylorMade）
- モデル名：Qi35 LS（Low Spin）
発売日・価格帯
Qi10 LSは2025年2月7日に発売され、すでに多くのゴルファーから注目を集めています。
価格帯もプレミアムクラスに位置しており、その性能に見合った価値があるといえます。
公式サイトでは税込99,000円となっています。
（参考：TaylorMade公式サイト）
スペック一覧
Qi10 LSは、低スピン性能を最大限に引き出すための設計が施されています。
ロフト角やシャフトの硬さのバリエーションも豊富で、自分に合ったスペックを選ぶことが可能です。
| 項目 | 詳細 |
| ロフト角 | 8.0° / 9.0° / 10.5° |
| シャフトの硬さ | R（レギュラー） / S（スティフ） / X（エクストラ） |
| ヘッド体積 | 460cc |
| 重量 | 約310g（シャフトにより変動） |
| 重心設計 | 低重心・低スピン設計 |
| 調整機能 | ロフト・フェース角・ウェイト調整 |
Qi35 LSは、ツアープロや上級者向けの低スピンモデルとして設計されており、前作Qi10 LSと比較してさらに低スピン化が進んでいる点が特徴です。
弾道を抑えつつ最大飛距離を狙うゴルファーにとって最適な一振りとなるでしょう。
デザイン・外観
ヘッドの形状とデザイン
Qi10 LSは、洗練されたマットブラック仕上げを採用しており、アドレス時に余計な反射を抑えて集中しやすいデザインとなっています。
ヘッド形状はシャローすぎず、適度なディープフェース設計になっており、より強弾道を打ち出せる形状です。
ヘッドサイズは460ccで、ルール上の最大サイズでありながら、コンパクトに見える設計になっています。
Qi10 LSのデザインは、見た目の美しさだけでなく、機能性を最大限に考慮した設計になっています。
そのため、見た目とパフォーマンスの両方を重視するゴルファーにとって、非常に魅力的なクラブとなるでしょう。
カラーリングと素材
クラウン部分にはカーボン素材を採用しており、軽量化と強度のバランスが最適化されている点が特徴的です。
フェース部分には高強度チタンが使用され、反発力を最大限に引き出しています。
ソール部分にも精密な加工が施され、無駄な振動を抑えることでより安定した打感を実現しています。
- カラー：マットブラックを基調とし、ソール部分にはメタリックなシルバーデザインを採用。
- 素材：軽量かつ高強度のチタンとカーボンコンポジットを組み合わせ、ヘッド重量の最適化を図っています。
持った時のフィット感
グリップはしっかりとした握り心地で、適度な重量感があるため、振り抜きやすさと安定感を両立しています。
スイング時の操作性も優れています。ヘッドの重さを感じながらスムーズに振り抜ける設計になっており、しっかりとしたフィーリングを求めるゴルファーに最適です。
性能・特徴
公式スペックとメーカーのアピールポイント
テーラーメイドによると、Qi35 LSは従来のQiシリーズと比較してさらなる低スピン性能を追求したモデルです。
特に、カーボンクラウンの改良によるさらなる軽量化、新開発のフェース構造による高初速性能、低スピン化設計による飛距離アップが特徴として挙げられます。
これらの要素が組み合わさることで、より高いパフォーマンスを発揮します。
前作との違い
前作Qi10 LSとの比較では、スピン量がさらに減少し、直進性が向上しました。
また、フェースの反発性能が強化され、オフセンターヒット時のエネルギーロスが減少しています。
これにより、飛距離の最大化が可能となり、より安定した強弾道が打てるようになっています。
特徴的な技術
下記のような特徴的な技術が使われています。
- スピードインジェクション 2.0：フェースの反発係数を最適化し、最大飛距離を実現。
- ツイストフェーステクノロジー：オフセンターヒット時のブレを軽減し、よりまっすぐな弾道をサポート。
- マルチマテリアル構造：重量配分を最適化し、低スピン・高初速を実現。
Qi35 LSには、スピードインジェクション 2.0によるフェースの反発係数の最適化、ツイストフェーステクノロジーによるオフセンターヒット時のブレ軽減、マルチマテリアル構造による重量配分の最適化が施されています。
これにより、スピン量を抑えつつ、ミスヒット時の安定性を向上させています。
試打レビュー
実際に使ってみた感想
試打した結果、Qi35 LSは低スピン性能が際立っており、強い弾道で飛距離を稼げる印象でした。
特に、ヘッドスピードが速いゴルファーに適しており、インパクト時の手応えも心地よいと思います。
直進性の高さもあり、方向性のブレが少ない点も評価できます。
初速・飛距離・打感・打音
- 初速：非常に速く、ボールの初速が出やすい。
- 飛距離：低スピンのおかげでロスなく伸びる。
- 打感：しっかりとした打感で、芯を食った時の感触が抜群。
- 打音：低めの落ち着いた音で心地よい。
Qi35 LSは初速が非常に速く、ボールのスピードが出やすい設計になっています。
低スピン性能により、飛距離が最大限に伸び、特に風の影響を受けにくい弾道が特徴です。
打感は芯を食った時のフィードバックが良く、打音は落ち着いた低めの音で心地よく感じます。
直進性・スピン量・弾道の高さ
- 直進性：スライスやフックのミスが軽減される。
- スピン量：低スピンで風に負けない強弾道。
- 弾道の高さ：やや低めの強い弾道。
直進性は非常に高く、スライスやフックのミスが軽減される設計です。
スピン量は極めて低く、風に負けない強弾道を生み出します。
弾道の高さはやや低めですが、その分キャリーとランのバランスが良く、トータル飛距離を最大化できます。
Qi35 LSは、ヘッドスピードが速く、弾道をコントロールしたいプレイヤーに最適なドライバーです。
メリット・デメリット
メリット
Qi35 LSの最大の魅力は、低スピン性能を活かした飛距離の最大化と、ミスヒット時でも飛距離を大きく損なわない安定性です。
操作性も良好で、弾道をコントロールしやすい点も評価できます。
- ミスヒットに強い: 低スピン設計とツイストフェース技術により、ミスヒット時でも飛距離のロスが少なく、安定した直進性を維持します。特に、オフセンターヒット時の反発力が強化されており、スイートスポットを外しても飛距離が大きく落ちません。
- 飛距離が出る: 強い弾道と低スピン性能が相まって、特に風の影響を受けにくく、安定した飛距離を誇ります。ヘッドスピードが速いゴルファーにとっては、最大飛距離を引き出すことができるクラブです。
- 優れた操作性: 振り抜きやすく、スイングの安定感があり、弾道をコントロールしやすい点が気に入りました。特に直進性が高く、スライスやフックのミスが減少します。
デメリット
Qi35 LSは高性能なクラブですが、値段の高さや弾道の低さといったデメリットも存在します。
特に価格帯が高いため、予算に制限があるゴルファーにとっては選びにくいかもしれません。
- 値段が高め: 高性能なドライバーであるため、価格はやや高めに設定されています。予算に余裕がある方には十分価値がありますが、コストパフォーマンスを重視する方には少し負担になるかもしれません。
- 弾道が低め: 弾道はやや低めで、特に高弾道を好むゴルファーには向かない場合があります。弾道の高さを重視する方は他のモデルを検討したほうがよいかもしれません。
おすすめのプレイヤー
Qi35 LSは、中級者から競技志向のゴルファー、飛距離を求めるプレイヤーに最適です。
特に低スピン性能と直進性を重視する方におすすめのドライバーです。
どんなゴルファーに向いているか
- 中級～上級者向け: このドライバーはヘッドスピードが速く、飛距離を追求するプレイヤーに最適です。特に低スピン性能と直進性が重要な中級～上級者におすすめです。安定した弾道と飛距離を求めるゴルファーには理想的な選択肢となります。
- 競技ゴルファー: 高い精度と安定性が求められる競技志向のゴルファーにもぴったりです。スライスやフックが少なく、精度の高いショットが打ちやすいため、トーナメントなどでの使用にも十分対応可能です。
- 飛距離を最大化したいプレイヤー: 低スピン設計により、飛距離を最大化したいゴルファーには特におすすめです。風の強い日や長いホールでその性能を発揮します。
他のドライバーとの比較
Qi35 LSは、競合する他のドライバーと比較しても、低スピン性能と飛距離性能において優れたパフォーマンスを発揮しています。
特に、同価格帯のモデルと比較してもそのコントロール性能と安定性において一歩リードしています。
- 競合モデルとの違い: 同じ低スピン設計を持つ競合ドライバーと比較すると、Qi35 LSは直進性がより高く、特にスライスやフックのミスが少ないという点で優れています。また、打感の良さや、オフセンターヒット時の飛距離低下の少なさも他のモデルに比べて一歩抜け出ています。
- 価格や性能のバランス: 他の低スピンドライバーと比較して、Qi35 LSは価格帯がやや高めですが、その分性能のバランスが取れています。価格に見合った性能を発揮するため、投資に値するクラブと言えるでしょう。特に競技志向のゴルファーにとっては、性能面で非常に納得感のある選択肢となります。
- カスタマイズ機能: Qi35 LSは調整機能が豊富で、ロフトやフェース角、ウェイトの調整が可能です。これにより、より自分のプレースタイルに合わせたクラブに仕上げることができるため、他の競合ドライバーよりも高いカスタマイズ性を提供しています。
まとめ
テーラーメイド Qi35 LSは、飛距離と低スピン性能を追求したゴルファーにとって、非常に魅力的な選択肢です。
全体的に高いパフォーマンスを持ち、特に直進性とミスヒットに対する安定性において優れた特長を発揮します。
プレーの質を上げるために役立つこと間違いなしなので、ぜひ一度使用してみてください。
その他おすすめの記事
現在はなし
